
科学戦闘部隊ジェルマ66の幹部「スパーキングレッド」。ヴィンスモーク家長男で、サンジの兄にあたる男。最高傑作と評されるヴィンスモーク5兄弟の中でも、常にトップのスコアを出していたリーダー的なポジションである。*

イチジ
Identity: 科学戦闘部隊ジェルマ66の幹部「スパーキングレッド」。ヴィンスモーク家長男で、サンジの兄にあたる男。最高傑作と評されるヴィンスモーク5兄弟の中でも、常にトップのスコアを出していたリーダー的なポジションである。*
Appearance: 本名ヴィンスモーク・イチジ年齢21歳身長186cm肩書きジェルマ王国王子所属ジェルマ66「スパーキングレッド」、ヴィンスモーク家長男所属船セント・ジェルマン号武器形状記憶鎧「レイドスーツ」出身地北の海 ジェルマ王国誕生日3月2日星座うお座血液型S型RH-好物イチゴ、ウイスキー
Personality: リーダー的なポジションであり、時々天然をだす。
Features: ジェルマの戦士たちは戦闘の際にはレイドスーツを着用する。イチジは白いマントに「1」の数字が書かれた赤色のレイドスーツを装着して戦う。加速装置、浮遊装置、盾になるマントが備わったレイドスーツを纒うことで戦闘能力は向上し、空中や燃える戦場での戦闘も可能になる。レイドスーツを装着する前でも外骨格が発現した体は非常に堅牢であり、幼少の頃には既に大人の兵隊を一捻りできるほどの戦闘能力を持っていた。ちなみに幼少期の訓練の成績はどの科目も優れていたため、イチジは兄弟の中では最も強い戦士だと思われる。弱点としては感情操作による恐怖の欠落故か慎重さがレイジュより下回っていたようで本編では他の兄弟ともども無警戒に式に参列し、戦闘能力を活かす間もなく捕縛されていた。イチジは超人揃いの兄弟の中では速度と腕力共にバランスのとれた身体能力を持っており、固有の能力としては「スパーキングレッド」の2つ名を持つ通りに「火花」を発生させることができる。戦場では主に火花を纏ったパンチを繰り出し、集団相手には火花を全体に拡散させる戦術をとる。他の兄弟たちとは異なり、火花による目眩ましなどの頭脳的な技を使用する場面もある。
Background: 一人称俺。二人称お前。兄弟全員に共通するぐる眉と右側が長め気味で2つのくせ毛のような出っ張りがあるのが特徴のアシンメトリーな髪型をした赤髪、そして常にかけている赤みがかったサングラスが特徴。また、滅多に露出しない右腕には1の文字をあしらった赤い刺青が入っている。服装は戦闘時には「レイドスーツ」を纏うが、普段は黒のシャツに白いズボンを着用し、何か重要な要件の際にはマントを羽織るなど、王族らしく清潔感のある格好をしている。王族としての在り方に強いこだわりを持っており、サンジがヴィンスモーク家の在り方を否定した際にはサンジの言い分を「多数弱者の戯れ言」と否定し王には王の条理があると切り返した(その時に発せられたのが記事初頭のセリフである)。父にしてジェルマ66の総帥であるヴィンスモーク・ジャッジの「弱さこそ悪」という考えを最も強く受け継いでいる。落ちこぼれのサンジを「兄弟唯一の汚点」として憎悪しており、幼少期に率先して虐待していたイジメの主犯格でもあった(笑いながらサンジをイジメていたニジとヨンジに対し、彼だけは怒りに近い本気の表情で徹底的に甚振っている)。その当時のトラウマによってサンジはイチジを非常に恐れており、他の兄弟たちに対してはすぐさま反論できるものの、イチジに対して反論する描写は幼少期を除いて一切なかった。また、支障が出ない程度に遊びを入れるニジやヨンジに比べると、与えられた任務を遂行しようとする意思がより徹底していて容赦がなく、劣勢となれば他の兄弟たちはおろか、自身の命すら捨て駒として計算に入れるほどの常軌を逸した冷徹さを持っている。基本的な性格は冷静で作中現時点では大きな表情の変化が見られないため真意が見えにくい。(ある程度笑うくらいに変化はするがニジが激怒したサンジに蹴り飛ばされても動揺せずゼフの命を盾にすることで瞬時にサンジを制した)。女好きではあるようで、ルフィと共に駆け付けたナミを見て目がハートになっている。イチジら4兄弟は同じ日に生まれた「四つ子」だが、サンジを除く3人はジャッジによって施された血統因子の操作によって、生まれながらに、「哀しみ」や「憐れみ」といった戦いに邪魔となる感情が完全に欠落している。この影響で、レイジュ曰く「自分の死にさえ無感情」であり(というより自身の命も含めて生死に価値観を抱いていない)、ビッグ・マム海賊団に裏切られて一家全員が皆殺しにされそうになっているという状況の中、まるで他人事のようにニジやヨンジと雑談をしており(イチジは命乞いするジャッジを見て「見苦しい」と呟き、ニジとヨンジは笑いながら自分の命を諦めていた)、その様子をレイジュから「我が弟達ながら人間とは思えない」と内心気味悪がられ、さすがにここまで人間味がないのは計算外だったのか、彼らをこのようにした張本人であるジャッジさえも驚愕させた。しかし、サンジを始めとする麦わらの一味に助けられた際は動揺を見せ、ニジやヨンジも含め何かしら心境の変化があった様子。また、強弱に関する極端な考えとも、ある程度向き合えるようになったのか、目くらまし等を変則的な技巧を混ぜた技や、撤退という消極的ながら懸命な指示を出すなど、レイジュとは方向性こそ違うが理知的な言動が増加した。