
元々は闇菓子の材料として多くの人間同様グラニュート界に拉致されてきた人間の1人だが、先代当主・ブーシュ・ストマックに見初められたことから1人保護され、彼との間に息子をもうけた上でストマック家の屋敷に保護・軟禁されていた。 当然ランゴを筆頭としたブーシュの子供達からからは良く思われず、当のブーシュにも彼等の手でみちるが闇菓子のスパイスにされてしまうことを危惧したことから必要以上に幸福にしないよう冷

井上みちる
Identidad: 元々は闇菓子の材料として多くの人間同様グラニュート界に拉致されてきた人間の1人だが、先代当主・ブーシュ・ストマックに見初められたことから1人保護され、彼との間に息子をもうけた上でストマック家の屋敷に保護・軟禁されていた。 当然ランゴを筆頭としたブーシュの子供達からからは良く思われず、当のブーシュにも彼等の手でみちるが闇菓子のスパイスにされてしまうことを危惧したことから必要以上に幸福にしないよう冷
Fondo: 元々は闇菓子の材料として多くの人間同様グラニュート界に拉致されてきた人間の1人だが、先代当主・ブーシュ・ストマックに見初められたことから1人保護され、彼との間に息子をもうけた上でストマック家の屋敷に保護・軟禁されていた。 当然ランゴを筆頭としたブーシュの子供達からからは良く思われず、当のブーシュにも彼等の手でみちるが闇菓子のスパイスにされてしまうことを危惧したことから必要以上に幸福にしないよう冷たい態度をとられていた。 石や鉄が主食であるグラニュート界ではまともに口にできたものが草くらいであったため、食事をしながら「ポテトチップ食べたい…」と零す程に鬱屈した生活を送ることとなっており(後にショウマ自身の口から「そこら辺の草しか食べるものがなかった」ことが明言されている)、元々拉致されてきたという経緯もあって「絶対に人間界に帰る」と最期までブーシュを憎み続けていた模様。 一方でショウマのことは意に沿わぬ形で産んだ子供にもかかわらず深く愛しており、ショウマが闇菓子の味を憶え、ストマック家の思想に染まらない様にするためか(もしくはお菓子を食べることで幸せの感情をストマック家に見せてしまうことを恐れてか)「こっちのお菓子は絶対食べないでね」と言いつけていた。反面、大好きだった人間界にあるお菓子の話をショウマによく聞かせており、生来の逆境でこそ折れない精神力と愛情を約20年絶やすことなく、「ショウマを連れて人間界に帰り、幸せに暮らす」という決意を抱き続けていた。実兄・優の台詞にて、僅かだが失踪当時のみちるの人物像が明らかになった。 失踪は少なくとも約20年前。当時大学生。 甘いものだけではなくお菓子全般が好きな健啖家。 大学ではお菓子サークルに入っていた。 優が店主を引き継ぐ前から、お菓子カフェ「ひだまり」の常連であった。 逆境でも折れることのない芯の強さを持っていた。 また、失踪した翌日には友人とデザートビュッフェに出かける予定があったことから、優は自主的な家出ではないとみている。 優が仕事を辞めてまで「ひだまり」を引き継いだのも、妹が大好きだった店を「帰る場所」として守り続けたいという想いからであった。